福岡市天神の「MAISON STUDIO」で開催された、写真展『遥か街を切る』に行ってきました。
こんにちは、mです。
先日、福岡市中央区天神にありますレンタルスペース「MAISON STUDIO」にて開催された、福森翔一さんの写真展『遥か街を切る』を見に行ってきました。
今回の写真展は、写真家の福森翔一さんがアイスランドで撮り下ろした写真の展示会。
InstagramやThreadsで拝見していた福森さんの透き通るような写真、いつか訪れてみたいと思っていたアイスランドの風景を実際に見てみたい。
募る思いを胸に「MAISON STUDIO」へと向かいました。

すると、なんということでしょう。
私が訪れた水曜日は定休日ではないですか。
一生の不覚。
悔やんでも悔やみきれません。
あんなに楽しみにしていたのに。
しばらくはスタジオの外から展示されている写真を、目を細めて眺めておりました。
傍から見れば完全なる不審者。
はじめスタジオを訪れた際には、開くはずもない入り口のドアノブを掴んで、
一人で「あれ、開かない。開かない。」とか言ってました。
恥ずかしい。
穴があったら入っていました。
もうすぐ開催期間が終わってしまう。
このまま見れずに終わってしまうのは悲しすぎる。
ということで、急遽プライベートの予定を変更して、数日後また見に行ってしまいました。

ついに念願の写真とご対面。
なんて美しいのでしょう。
繊細な切り取り、絶妙な色合い。
アイスランドの穏やかな日常を感じることができ、まるで自分がアイスランドにいるかのような感覚を味わうことができました。
福森さんも在廊されていて、少しお話できたことは光栄でした。
旅の道中はレンタカーを使って移動していたこと。
撮影機材として使用したカメラのこと。
貴重な体験談を聞くことができました。
本当はもっといろいろと聞いてみたかったことがありました。
アイスランドでどのような旅をしてきたのか。
どのようにして現地の人たちとコミュニケーションをとっていたか。
アイスランドのどんなところに惹かれ、どんな写真を撮りたいと思ったのか。
今考えるとたくさん出てきます。
ですが、ああいった局面で緊張してしまうタイプの私は、いつもうまく話をすることができません。
あのときも涼しい顔で話しているように見せかけて、じつはいたるところから汗が吹き出していました。
「あぁ、わかる。私もそう。」と、どなたか共感していただける方がおられましたら、大変嬉しく思います。
あまりに良い写真、良い時間だったので、思い切って写真集も購入。
毎日ページをめくって眺めています。
写真集が気になる方は、私がこのブログを書いている2025年11月9日現在、こちらのホームページからまだ購入ができるようです。
写真集の他には、Tシャツやポストカードなども販売されています。
ぜひチェックしてみてください。
今回の写真展でも感じたことは、写真も、話す言葉も、書く言葉も、その人の生き方そのものだということ。
以前から福森さんが撮る写真の美しさは知っていましたが、その写真と同じくらい、それ以上に福森さんの話や綴る言葉が魅力的で、やはり写真にも言葉にもその人の生き方が現れる。
そのことについて自分の中で再確認できたことが嬉しかったです。
私はどうも、お店の商品や写真そのものよりも、その人に会いに行きたいとか、その人と話したいといった、「人」の部分に惹かれるのかもしれません。
そういった自分の内面の部分の再認識もすることができた良い時間となりました。
お話の際にオススメしていただいたカメラ、検討してみようかな。
私もまた旅に出たくなりました。
10年前、いろんなしがらみから逃れるように、頼るあてもなく一人で旅をしていた、あの頃のような自由な旅に。










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