久しぶりの投稿になってしまいました。
今まで撮り溜めた写真がけっこうあるので、
年末年始でできるだけアップしたいと思っておりますが、はたして。。
じつは旅行好きな私ども夫婦。
コロナ禍になってからは行く機会もだいぶ減ってきたのですが、
たまには近場でもいいからどこか泊まりに行きたい。
ということで少し前になりますが、福岡県八女市に旅行に行ってきました。
今回はそのとき宿泊した素敵な宿をご紹介します。
私たちが泊まった「 Craft Inn 手 [té] 」は、職人の手仕事を体感できる宿。
地域文化商社「うなぎの寝床」のグループ会社である「株式会社UNAラボラトリーズ」が運営する宿泊施設らしいです。
建物は歴史ある伝統的建築物をリノベーションしており、
藍・竹・和紙をテーマにした3つのお部屋、「藍の部屋」「竹の部屋」「和紙の部屋」に分かれております。
今回私たちは「藍の部屋」に泊まりました。
チェックインを済ませると、まず最初にお菓子とお茶のおもてなしがありました。
こういった心配りは嬉しいですね。
お部屋の中はこんな感じ。
1階には藍色に染め上げられた大きなテーブルがある畳のお部屋。
廊下に出ると、八女杉を使った木桶のお風呂と洗面室があります。
明るい色味の木で統一されたお洒落な空間。
木桶のお風呂は見た目よりも大きくてゆったりと入れました。
2階は藍色の久留米絣のタペストリーが飾ってある寝室になっており、
窓際の椅子に座ってゆっくりお茶を楽しむこともできます。
久留米絣のタペストリーは、予約するときホームページで見たデザインとは違っていましたね。
泊まる時期によって様々なデザインが楽しめるようになっているのかもしれません。
設てある家具や調度品は九州各地の職人さんが作った物とのこと。
食器類は、宿の近くにある八女や九州の手仕事のアンテナショップ「 うなぎの寝床 」でも取り扱っているようです。
写真にはあまり写り込んでいませんが、梁がむき出しの状態で天井が高く開放的になっていたり、
土壁をふんだんに使っていたり、古い材と新しい材が混在していたりと、
古民家リノベーションならではの荘厳な空間に圧倒されました。
公式サイトの方に「古民家の特性上、隣のお部屋の音がもれ聞こえることや、虫が入ってくることがあります。」
と注意書きがありましたが、今回泊まったときはそういったことは特に感じられませんでした。
夏の時期でしたが暑さも感じられず、快適に過ごすことができました。
客室の外の1階部分は「 うなぎBOOKS 」という本屋さんになっております。
たしかこのときは一般のお客様向けにはお休みの日だったようで、
たくさんの本を独り占め(二人占め?)することができました。
夢のような贅沢な時間でした。
壁の照明もおそらく職人さんが作ったもの。
可愛らしいフォルムのデザインでした。
フィルム写真のせいか神々しく光っているように写ってますが、
実際はもっと控えめな灯りだったと思います。
トイレの表札も可愛い。
細部に至るところまでお洒落で、そういった小さな発見を探すのも楽しかったです。
朝食では木と竹のみで作られた木桶に入った海の幸や山の幸を堪能。
薬膳に基づいて作られた、料亭で出されるようなお料理を楽しみました。
クラフト体験もできるということで、二日目には「 まる舎茶房 」さんでお抹茶体験をしてきました。
(写真がなくてすみません。)
お店の扉を開けたときに見覚えのある方が出迎えてくれたと思ったら、
舎守の堀さんは朝食を運んできてくれた方でした。
堀さんがお抹茶に関するいろんなお話をしてくれたり、優しく丁寧に教えてくれたおかげで
とても楽しくて一生ものの体験をすることができました。
楽し過ぎて茶道具セットを揃えてしまった私。
今でも家で抹茶を点てるのが楽しみの一つになっております。
今までどこか遠い存在だったお茶が身近に感じられた貴重な体験でした。
今回の八女旅行では、古民家の宿の美しさや職人さんの手仕事等を体感することができましたが、
1番良かったなぁと感じたのは八女の人たちの温かさでした。
「 Craft Inn 手 [té] 」のスタッフの方々の接客やおもてなし・お気遣い、最高でした。
どんなにいい宿でもやはり重要なのは人であり接客なんだと改めて感じました。
この宿の他にも、「 まる舎茶房 」さんや周辺のお店の方々皆さんの対応の温かさにびっくりさせられました。
八女の方は皆さん気さくで温かい人たちばかりで、心温まる最高の旅行になりました。
八女旅行おすすめです。
気になる方はぜひ宿泊もしてみてください。
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